飾り物展
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最新情報
1月18日 令和6年 新春飾り物展の入賞者を発表しました。
10月1日 令和6年新春飾り物展の募集内容を公開しました。
令和6年 新春飾り物展
展示概要
◆会場 高山市民文化会館 3階講堂
◆展示期間 令和6年1月19日(金)~21日(日)
◆お題 令和6年の干支「辰」、歌会始のお題「和」
◆点数 一般50点(うち7点は高山「飾り物保存会」の参考出展)、ヤングチャレンジ23点
<講評>
辰は五回目である が、 道具や着想も 優れた作品が多かった 。 全体にレベルは向上している 。
和は、 初めて のお題であり 難しい題材であったが、 皆さんよ く 考えられている 。
<干支[辰]>
- 天位「竜」… 着想に見合う 道具を選択され、 飾り 付 けも 良く 、 竜のスケール感が出ている
- 地位「龍口手水」… 着想に対する 三点の道具の選択と 飾り 付けで雰囲気が出ている
- 人位「雲竜」 …道具の選択が良く 、 竜と 雲の雰囲気が 良く 出ている 作品である
< 歌会始[和]>
- 天位「和琴」… 着想に対する 道具の選択と 下に敷いた 道具によって作品が際立っている
- 地位「和宮降嫁」… 和宮降嫁の長い行列の雰囲気が良く 出 ており 、 華やかさもある
- 人位「皇女和宮様降嫁の行列」… 着想に対しての飾り 方は良いが華やか さ が欲しい作品である
一般の部・干支「辰」
登竜門 |
大福帳、小型の筆 |
高山「飾り物保存会」 |
・大福帳を急流、小筆を鯉に見立て、黄河の急流を昇り龍と化す鯉を表現 |
竜 |
かぎづる、横木、火箸 |
長瀬 力造 |
石浦町3 |
・囲炉裏道具のかぎづる、横木、火箸を並べ、竜に見立て |
龍口手水 |
コヤ、砥石、ハンドル錐先 |
柏 宏子 |
八幡町 |
・スコヤを手水の龍口、砥石を水盤、ハンドル錐先を柄杓に見立て |
雲竜 |
うなぎ掻き、やす、たも網 |
西村 孝信 |
下岡本町 |
・うなぎ掻きを竜に、たも網を雲に見立て、竜が雲に乗って昇天する様を表現 |
雲となり竜となる |
江戸時代の喫煙具 |
三川 和之」 |
西之一色町3 |
・ガラス煙管を竜、煙管で雲を表現 |
龍踊(じゃおど り) |
特殊鉤(長、短)、罫引き |
柏 信之 |
八幡町 |
・細長い特殊鉤を龍、罫引きを人、特殊鉤を宝玉に見立て、長崎くんちの龍踊(じゃおどり)を表現 |
手水の龍 |
硯、水差し、水柄匙、面相筆 |
山下 良三 |
八幡町 |
・硯を手水鉢、水差しを龍、水柄匙を柄杓、面相筆を柄杓置きに竿に見立て、手水鉢の龍を表現 |
龍神臺からくり |
糸車、筬、織り糸 |
池本 時吉 |
八幡町 |
・糸車を屋臺、筬をからくり樋、織り糸を龍神に見立 て、龍神臺のからくりを表現 |
一般の部・歌会始お題「和」
和みのひととき |
香袋、匂い袋 |
高山「飾り物保存会」 |
・香袋を母、匂い袋を赤ちゃんに見立て、睦まじい和みのひとときを表現 |
和琴 |
筆巻き、筆置き |
あじさい会 |
下岡本町 |
・筆巻きで和琴の胴(槽)と絃、琴柱を、筆置きで龍角(弦を支える部分)を表現 |
和宮降嫁 |
琴柱、琴爪箱 |
にんじん会 |
天満町 |
・和宮が徳川家茂に嫁ぐ様子を表現 |
皇女和宮様降嫁の行列 |
仕覆、棗、蓋置 |
山本 順子 |
八幡町 |
・仕覆を神輿、蓋置を休台、棗を付き添いに見立て、皇女和宮御降嫁を表現 |
美し大和 |
柄鏡、箱 |
若田 義隆 |
大新町1 |
・古鏡と箱を古墳に見立て、点在する大和地方を表す |
平和の礎(いしじ) |
角帯、印籠 |
山本 正弘 |
八幡町 |
・角帯を刻銘碑、印籠を案内板に見立て、沖縄の平和の礎を表現 |
ヤングチャレンジ部門
出立(辰) |
皿、固形墨 |
坂本 文音 |
日枝中学校1年 |
・八角皿を方位盤、固形墨を人に見立て、辰の方角 (東南東)へ旅立つさまを表現 |
和同開珎 |
おはじき |
坂本 春埜 |
山王小学校4年 |
・算数セットのおはじきを貨幣に見立て、和同開珎を表現 |
立爪(たつ) |
鉛筆、ナット |
田口 大照 |
斐太高校1年 |
・ |
昇龍 |
割り箸、洗濯ばさみ |
二村 陽人 |
斐太高校1年 |
・ |
龍巻 |
ペン、輪ゴム |
渡部 吾文 |
斐太高校1年 |
・ |
令和6年 新春飾り物展 作品募集
本年の募集は終了しました。
新春恒例の「飾り物展」への出品を募集します。
新春らしいおめでたい内容の出品をお待ちしております。
テーマ
令和6年の干支「辰」又は歌会始のお題「和」。
※題名に「和」の字が入っているか、「和」を表すものであれば可。
資格
市内町内会や同好会、各種団体、市内在住の個人
点数
一団体(個人)一点
※展示数制限のため、先着順で締め切る場合があります。
規格
概ね幅100センチ×奥行90センチに収まること。
※ヤングチャレンジ部門は幅50cm
応募
文化会館窓口で配布する応募用紙に、必要事項を記入の上、12月23日(土)までに、同窓口又は文化協会へ郵送またはFAX(34-6877)にて提出。
または以下よりお申し込みください。
[飾り物展日程]
日時
令和6年1月19日(土)~21日(日) 10:00~17:00(最終日は16:00まで)
会場
高山市民文化会館3階講堂・美術工芸室
[ヤングチャレンジ部門]
高校生以下を対象とし、身近な道具で作る若い感性あふれる飾り物を募集します。
※「ヤングチャレンジ部門」と明記してください。
募集要項(PDF)
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飾り物展とは?
飾り物は200年以上の歴史を持つ高山独自の粋な文化です。
全国でこの例を見る地域は他には有りません。
かつては町家の表格子を外して幔幕を張り、金屏風や銀屏風を背に飾り物を披露しました。
町内各組が競い合っての、さながら大人の知恵比べのようでした。
しかし時代の移り変わりとともに格子を備えた町家も少なくなり、廃れかけた一時期商店のショーウインドウで試みた事もありましたが、平成4年からは一般公募し集中展示を行なっています。
毎年1月、その年の干支と宮中歌会始のお題をテーマに、高山市民に限って作品を募り、高山市民文化会館にて公開展示を行なっています。
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飾り物の由来
天明七年(1787)、時の郡代大原正純が、陣屋稲荷の初牛祭に二十四孝の飾り物を奉納したとあるのが、文献に見られる最も古い記録で、江戸時代の中頃にはすでに恒例化していたようである。
(参考)高山市飾り物同好会編集「雅び心・遊びごころ・・・飛騨高山の飾り物」(PDF)
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新・飾り物の話 New!
以前公開した「飾り物の手引き」を修正・追加し、高山「飾り物保存会」監修の「新・飾り物の話」を公開しました。
以下のリンクよりダウンロードしてご覧ください。
・新・飾り物の話 (PDF)
なお、以下を参考にご覧ください。また、PDF内の「しおり」をご利用ください。
【新・飾り物の話】
この冊子は、 下記の四つのパートから構成されています。
興味あるパートについてご覧いただければと思います。
高山の 飾り物の考察・・・ 1
ここでは江戸からの作品を見て 次代への方向を考察します。
飾り物の手引き パート Ⅰ ・・・ 65
ここでは伝統の飾り物を「つくる」ときについて記します。
飾り物の手引き パート Ⅱ ・・・ 70
ここでは飾り物の 「観賞・評価」 する場合の 留意点ついて記します。
飾り物の手引き パート Ⅲ・・・ 78
ここでは飾り物の 作品の 「道具と飾り 」 について 見てみます。
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これまでの飾り物
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飾り物の紹介動画
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