平成20年 飾り物展

[目次] 展示概要 天位、地位、人位 特別賞 佳作 特別出品

展示概要

◆会場 高山市民文化会館 3階講堂

◆展示期間  平成20年1月18日(金)~20日(日)

◆お題 平成20年の干支「子」、歌会始のお題「火」

◆全体講評
 今回は72点の応募がありました。飾り物のコツが分からない人とだんだん分かってきた人と二極化しているように感じられます。

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天位、地位、人位

●天位 「逆落」 柏 繁(八幡町)

道具:指物師の大工道具、鉋

見立て:倶利加羅峠の戦いの際に牛の角に松明をくくりつけて敵中に放った古事の因み鉋を火牛に見立てた。

◆アイディアが良い、飾り方もよく出来ている。

●地位 「ネズミと小槌」 星文 恵美子(大新町)

道具:罫引き、カンナ

見立て:罫引きを小槌に見立て、カンナをネズミに表現

◆面取りカンナと罫引きのバランスがとても良い。

●地位 「俵のネズミ」 小林 利郎(八幡町)

道具:茶道具の棗

見立て:なつめを俵に見立て袋の紐で縁起もののネズミを表現した。

◆飾り物の発想としては平凡であり、可も無く不可もなし。

 

●人位 「手筒花火」 鳳凰台飾り物同人(大新町)

道具:三宝、神酒徳利、神酒口花

◆道具が揃っている。

 

●人位 「ねずみ短檠」 長瀬 武司(森下町)

道具:針箱、くけ鋏

見立て:針箱を短檠に、くけ鋏をねずみの油入に見立てた

◆発想が難しく、理解できる人が少ないかも。

●人位 「鵜飼舟」 久々野 國造(大新町)

道具:機織機部品

見立て:杼を舟に見立て、赤糸をががり火に表現

◆丁寧に作ってある。

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特別賞

●高山飾物同好会賞 「子(白ねずみ)」 野道 弘(大新町)

道具:箱入りの風鎮

見立て:風鎮をねずみに

 

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佳作

●佳作 「稲叢の火」 八幡町町内会(八幡町)

道具:機織の道具

見立て:津波を織糸と筬、糸巻

●佳作 「鼠捕」 倉坪 安成(上一之町)

道具:盃、盃台入の箱

見立て:鼠獲に見立てる

●佳作 「窮鼠猫を噛む」 松山 勇作(片野町)

道具:竿秤の分銅

見立て:分銅の大きいのは猫、小さいのは鼠、猫に小さい鼠が噛みついているのを表現した。

●佳作 「聖火台」 宇野 茂夫(片野町)

道具:杯台、朱の杯

●佳作 「豊穣」 粟瀬 新一(一之宮町)

道具:俵、菰などを編む時のツト

見立て:大きい方を米俵の山に見立て、小さいのをねずみに見立て、豊年万作を表現した。

●佳作 「採火」 玉腰 健三(八幡町)

道具:大賜、杯

見立て:大賜を太陽に見立て、小杯を採火の道具とする。

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特別出品(高山飾物同好会)

●「五山送火」

道具:羽織、羽織紐

●「子」

道具:掛軸

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