平成22年 飾り物展
◆会場 高山市民文化会館 3階講堂
◆展示期間 平成22年1月15日(金)~17日(日)
◆お題 平成22年の干支「寅」、歌会始のお題「光」
◆全体講評
今年の干支の寅と御題の光の出品点数が同じ、全体として良い道具を使っているものに飾り物としての高い点が得られた。
●天位 「虎の巻」 八幡鳳凰台組飾物同人(大新町2)
見立て:軸を虎の巻に見立てた
◆道具立てが良かった。
●地位 「とら」 寺地 勇雄(国府町鶴巣)
◆囲炉裏の道具を使ってトラの表現が力強く、良く出ていた。
●人位 「寅退治」 中川 亜紀子(下岡本町)
見立て:墨と墨床を使って虎に、筆を槍に見立て加藤清正の虎退治を表現
◆書道道具をうまく使ってトラ退治の雰囲気が良く出ていた。
●佳作 「二寅」 倉坪 安成(上一之町)
見立て:二頭の虎に見立てる
●佳作 「虎、千里往って、千里還る」 小林 利郎(八幡町)
見立て:墨壺で表現
●特別出品 「清正の虎退治」 高山飾物同好会
見立て:茶杓を槍に、茶筒と袋を清正の兜に見立てた
●天位 「ひかり」 古滝 雅之
見立て:機織器具を新幹線ひかり号とレールに見立てた
◆機織器具を使って新幹線のスピード感が良く出ていた。
●地位 「流れ星」 蒲 義明
見立て:かんざしを流星に見立てた
◆化粧道具を使って天空の状況が良く出ていた。
●人位 「天の岩屋」 打保 三千雄
見立て:天の岩屋戸の前で日の女神天照を誘い出そうとふせた桶の上に立ってアマノウズメが神楽を舞う場面を硯と墨で見立て、「天の岩屋」の神話の一場面を表現
◆硯と墨を使って天の岩屋戸の前で踊るアマノウズメの姿が良く出ていた。
●高山市飾物同好会賞 「ニュートリノ」 荒木 よしえ
見立て:銀製の杯五個と共箱でスパーカミオカンデの中の宇宙をイメージ
●佳作 「二見ヶ浦の御来光」 垣内 實
見立て:夫婦岩と日の出
●佳作 「ソーラー発電」 竹腰 秀樹
見立て:謡本で屋根、扇子で太陽光発電を表現
●佳作 「日時計」 箕輪 忠典
見立て:丸碩と墨を使って日時計に見立てる
●特別出品 「風神 雷神」 高山飾物同好会
見立て:数珠を雷神の太鼓(雷鼓)、数珠箱を風神の鞴(ふいご)に見立た