平成27年 飾り物展
[目次] 展示概要 テーマ「未」 テーマ「本」 ヤングチャレンジ
◆会場 高山市民文化会館 3階講堂
◆展示期間 平成27年1月16日(金)~18日(日)
◆お題 平成27年の干支「未」、歌会始のお題「本」
◆点数 一般63点(うち2点は飾物同好会の参考出展)、ヤングチャレンジ48点
◆<講評> テーマ・干支「未」について
・天位 「羊群帰還」 羊に見立てた豆皿が秀逸。
・地位 「頭を下げている羊」 やや作り物めいた点に難はあったが、羊の表情が良く出ていた。
・人位 「草原の羊」 草原にたたずむ羊の哀愁が表現されていた。
◆<講評> テーマ・歌会始お題「本」について
・天位 「写本」 御題の解釈に独自性があった。
・地位 「一本道」 左官道具を使って、一本道を行く人の孤独を表現した。
・人位 「本場所」 力士と土俵のバランスを欠いた点に難があり、相撲の迫力感が伝わりにくい。
賞 | 作品名 | 道具名 | 出品者 | 町名 |
特別 展示 |
羊腸の小径(こみち) | 帯、帯締め | 高山飾物同好会 | |
帯を山に帯締めを道に見立てた |
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天位 | 羊群帰還 | 箸、覗猪口、豆皿、楊枝 | 八幡鳳凰台飾り物同人 | 大新町 |
豆皿を羊に、覗猪口を羊飼いに見立て、夕暮れの羊の帰還の様子を再現 |
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地位 | 頭を下げている羊 | 印籠、根付 | 加納 進 | 花川町 |
印籠と根付を羊に見立て、草を食んでいる様子を表現 |
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人位 | 草原の羊 | 手鉤、手甲 | 舩坂 不二夫 | 大新町1 |
手鉤を角のある羊に見立てた |
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佳作 |
羊腸の径(みち) | 木槌、曲尺 | 若田 義隆 | 大新町1 |
曲尺で九十九折れの山道を表現 |
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佳作 | 牧羊犬 | 茶筅、袱紗 | 土井 一惠 | 天満町6 |
袱紗を犬に、茶筅を羊に見立てた |
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佳作 | 羊と羊飼い | 呼び出し鈴、鐘の根付 | 倉坪 安成 | 上一之町 |
鈴を羊の顔に見立てた |
[目次] 展示概要 テーマ「未」 テーマ「本」 ヤングチャレンジ
賞 | 作品名 | 道具名 | 出品者 | 町名 |
特別 展示 |
本卦還り | 座布団、頭巾、チャンチャンコ | 高山飾物同好会 | |
本卦還り(還暦)の祝いのイメージ |
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天位 | 写本 | 帯、扇子 | 長瀬 さゆり | 森下町1 |
模様のある帯を元本、無地の帯を写本に見立てた |
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地位 | 一本道 | 折れ尺、左官道具 | 星文 達守 | 大新町2 |
曲がり尺を一本道、面鏝を旅人と遠方の山に見立てた |
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人位 | 本場所 | 春慶の丸盆、盃、茶匙 | 三橋 靖 | 川原町 |
盆は土俵、杯は力士、茶匙は行事 |
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飾物同好会賞 |
一本橋 |
墨、硯 | 野澤 竜弥 | 冬頭町 |
硯と墨で谷間を渡る一本橋を再現 |
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佳作 | メーン一本 | 茶筅、茶杓、袱紗 | 都竹 滋 | 松之木町 |
茶筅に袱紗をかぶせて面に見立て、茶杓で一本を取った |
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佳作 | 三本の矢 | 箸と箸置 | 瓜田 宏 | 桜町 |
箸と箸置きで、故事の「三本の矢」を表現 |
[目次] 展示概要 テーマ「未」 テーマ「本」 ヤングチャレンジ
賞 | 作品名 | 道具名 | 出品者 | 学校/町名 |
入賞 | ミーレドレ♪ | クリップ、シャープペンの芯 | 大前 さくら | 斐太高校 |
<解説> 「メリーさんの羊」の歌い出しの楽譜をクリップとシャープペンの芯で表現 |
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入賞 | 一匹・二匹… | クリップ、消しゴム | 箕浦 佑樹 | 斐太高校 |
<解説> 消しゴムを羊に見立て、眠れぬ夜を表現 |
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入賞 | ひつじ雲 | 消しゴム | 大石 創 | 斐太高校 |
たくさんの消しゴムでひつじ雲を表現 |
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入賞 | シープ | 湿布 | 江崎 元 | 西高校 |
<解説> 湿布→シープ→未 |
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入賞 | 羊の皮を被った狼 | チョーク(白)、消しゴム(黒) | 松井 かな子 | 斐太高校 |
白い羊の群れの中に、一匹のオオカミ |
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入賞 | とびだす絵本 | ノート、消しゴム、鉛筆、クリップ |
野中 沙恵里 | 西高校 |
開いた本からいろんなものが飛び出す |