第40回(平成28年) 飛騨文芸祭
<入賞作品集 飛騨文藝>
受賞者一覧
文芸祭賞 | 俳句10句 | 数﨑 清子 | 春惜しむ指に遊ばすボールペン 他9句 |
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江夏美好賞 | - | 該当なし | - |
市長賞 | 俳句10句 | 下垣内 町子 | 般若彫る男の背中冬銀河 他9句 |
〃 | 短歌10首 | 武藤 久美 | 胴長のライオン現はるる夢を見て娘にメール打つ「変りは無いか」 他9首 |
市議会議長賞 | 随筆 | 久保田 洋三 | 「俺のばあちゃん」 |
〃 | 短歌10首 | 堀 甲枝 | 失うもの持たざる故の清しさか冬日の中に茶の花は咲く 他9首 |
市教育委員長賞 | 小説 | 松山 正利 | 「赤かぶら」 |
〃 | 評論 | 門前 吉之 | 「茶の間終焉記」 |
市文化協会長賞 | 現代詩 | 稲泉 真紀 | 「傘をさそうか」「白い夏」「砂、あるいは砂漠」 |
〃 | 短歌10首 | 打保 洋子 | 春を待つ裸木は枝を差し交はす茜の空に切絵のごとく 他9首 |
〃 | 俳句10句 | 栗田 美由紀 | 山の田の形さまざま稲の花 他9句 |
〃 | 俳句10句 | 小林 高子 | 枕辺に草花を生け月を待つ 他9句 |
〃 | 随筆 | 鹿熊 寅造 | 「火の山」 |
〃 | 短歌10首 | 杉山 洋子 | 深雪の堀越峠越え来たる支店員すぐに雪掻き始む 他9首 |
〃 | 短歌10首 | 滝上 一惠 | 開墾の人の彫りたる石仏湧き水掬えば野の花揺らす 他9首 |
〃 | 短歌10首 | 中村 博子 | しぬまではながいきしてと書かれいしおさなき文の飾らぬ優しさ 他9首 |
〃 | 短歌10首 | 西 春彦 | 洞とつく地名の多きふるさとは谷深き中暮らしの厳し 他9首 |
〃 | 現代詩 | ののむら すすむ | 「ふるさとの「家」」「わら」「わらの魂」 |
青竜大賞 | - | 該当なし | - |
青竜賞 | 短歌5首 | 上林 樹生 | 今日の空雲一つない日本晴れ僕の人生に何かが欲しい 他4首 |
〃 | 短歌5首 | 清水 絃能 | 今もまだ残る沈んだ言の葉は君と行く路分れた最後の 他4首 |
〃 | 短歌5首 | 永縄 雄一 | 何時の日か聴いていたのは誰の声今響くのは紅の空 他4首 |
〃 | 短歌5首 | 波岡 梨乃 | 送信のできる「あ」行の変換は会いたい明日雨あぁあなた 他4首 |
〃 | 短歌5首 | 濵本 蔵人 | 泣く君にかける言葉が見つからず無言で渡すガーベラの花 他4首 |
〃 | 短歌5首 | 森 夢加 | 歩道の端で小さく強く咲く花が私だったら私だとしたら 他4首 |
〃 | 俳句5句 | 小木曽 都 | 夏休み新聞を待つ痩せた猫 他4句 |
〃 | 俳句5句 | 田中 麟児 | 雪の中心の炎が熱を吹く 他4句 |
〃 | 俳句5句 | 中桐 優飛 | 緑陰や源氏物語を開く 他4句 |
〃 | 俳句5句 | 波岡 梨乃 | 夕焼けや校舎はただの箱となる 他4句 |
〃 | 俳句5句 | 濵本 蔵人 | 夏服や肌に張り付く青い空 他4句 |
〃 | 俳句5句 | 平野 さくら | 蝉の音が雨の音になり秋が来る 他4句 |
〃 | 俳句5句 | 和田 鈴太 | 原爆は落ちたのではない原爆碑 他4句 |
〃 | 現代詩 | 森 夢加 | 「廃墟」「太陽」「若者像」 |
受賞作品
受賞作品の詳細については、(一社)高山市文化協会までお問合せ下さい。